メモリースロットをちょっと深堀りしませんか?
今回のテーマは【司教Juliusの宣教】です。
なお、文字の色分けは、これまでと同様に以下のように使い分けていきます。
かつて世界が混迷を極めていた時代、「愛の神」が降誕し我々の祖先は救いを求めて神のもとに仕えました。生を受けたその瞬間から特別な存在であった「愛の神」は無償の愛によって人々の信仰に応え、彼らを導いていきました。「愛の神」の寵愛を受けた人々は、誰もが心の豊かさを手に入れ、幸福に暮らすことができたといいます。しかし平和な日々は長くは続きませんでした。神は戦争に巻き込まれ、姿をお隠しになったのです。人々は「愛の神」の居所を懸命に探しましたが、ついにもう一度お目にかかることは叶いませんでした。
しかし嘆くことはありません。神に賜った愛は、今も確かに存在しています。あなたが人生に迷ったとき、目を閉じ、神に祈ることで確かにそれを感じられるはずです。それは「愛の神」に愛された『教会』の我々が神と同じように、特別な存在であることの証なのです。
我々『教会』を除いて、どこの勢力もヒエラルキーを作り、醜い差別や分断を生んでいます。このままでは、世界は再び大きな戦争を起こしてしまうでしょう。かつて「愛の神」に導かれた我々『教会』だけは、その戦争を止める術を知っています。それは世界を愛で満たすこと。そのためにはまず、「愛の神」に寵愛を受けた自分自身を愛しなさい。そして自分のために働いてくれる者の存在を、自分自身の一部のように思って、愛すのです。世界を平和へと導くのは、愛だけなのですから。
時には、我々の愛に応えない者が現れるかもしれません。彼らは「愛の神」の教えが理解できないのでしょう。そういった者からは離れなさい。執着は身のためになりません。「愛の神」に祝福を受けた我々には、果たすべき使命があります。共に世界を愛で満たしましょう。神がそれを望んでおられます。
このスロットに登場する「愛の神」とは何だろうか?ロストレリッククロニクルシリーズに登場する神々の1人だろうか?この神は『教会』所属のようなので、”第5日「愛」” となるのかな。ただ、この場合、神が生まれてから人々が誕生する流れが本スロットと合わない気がする。 “「愛の神」が降誕し我々の祖先は救いを求めて神のもとに仕えました” という記述は、「愛の神」よりも先に『教会』の人々が存在している気がする。それよりも私は、竜巫女が見た “竜の神様” のような存在、観測者(88精霊)の1つである可能性が高いと思う。
「愛の神」が精霊である前提で考えると、この戦争は『六勢力戦争』だろう。【Betaの記憶(第三章)】で登場した『六勢力戦争』は『財閥』『大学』『企業』『軍隊』『教会』『政府』が精霊を奪い合った争いであるとパブリックオークションで説明されていた。『教会』精霊であった「愛の神」は『六勢力戦争』の勃発でその標的となった。自身が原因の一端であると知った「愛の神」は姿を隠すことで戦争の幕引きを図ろうとしたのではないか?
“我々『教会』を除いて、どこの勢力もヒエラルキーを作り” とあるが、これは『教会』の後継である『霊国』にも当てはまるのだろうか?『霊国』の職業には一位~七位まで、順位のようなものがある。
これはヒエラルキーのような気がする。ただ “醜い差別や分断” とあるので、このスロットでいうヒエラルキーはもしかするとカーストのことかもしれない。生まれた時に身分が固定され、個人の努力で身分を変更することが難しい様子は【Betaの記憶】にも記述されている。第五章の『霊国』編ではこの点について注目していきたい。
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